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巡礼

西安を旅して -お大師様並びに玄奘三蔵法師の足跡を辿る- ⑤

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 続いては碑林博物館です。ここでは昔に掘られた石碑が多数展示してあり、書の拓本をとっているということでも有名です。

 入口より少し歩いていると、非常に大きな石碑があり、その先には非常に多くの石碑が所せましと並び、書体は楷書・行書・草書でした。機械のない時代でこれだけの石に字を刻むというのはどれほどの時間を費やしたのか想像に余りあります。

 ガイドさんの説明を受けながら先に進んでいくと、日本の年号である「平成」という文字の元である「地平天成(地平かに天成る)」が書かれている石碑の案内がありましたが、残念ながらガラスについている指紋と、ライトで反射していたため、見つけることはかないませんでした。

 次に、石碑の拓本を実際にとっている部屋にいきました。やり方は、拓本をとる石碑に紙を貼り、それを上からタンポに墨をつけてポンポンと打ち、ムラをなくしたら紙をはがして完成といったものでした。ここでは字の拓本はもちろんのこと、達磨様や観音様のような仏画の拓本もありました。それらを見ているといつの間にか時間が経ち、同行の方々が先に行かれているのに気づかず、一番最後になってしまい、同行の皆様にご心配とご迷惑をかけてしまいました。仕事上字を書かせていただきますので、真剣に見てしまったことが災いしてしまいました。(字は下手なので頑張らないといけません・・・)

 次に石刻藝術館という場所に向かいました。ここではその名の通り、石像の仏様がたくさん並んでいましたが、どの仏像も手や顔が壊されていました。昔の中国でよくあったことなのですが、帝が信仰する宗教が仏教の場合は、お寺や仏像、僧侶が住まう所を作るのですが、道教や儒教を信仰する場合、それらを破壊していたそうで、栄枯盛衰が激しい国であったことが、史実の中にも出てきているので何ら不思議な事はありませんが、実際に破壊された仏像を見ると、そのお姿が痛々しく感じました。

 過去にあったことは何をもってしてもこの仏像と同じで消すことは不可能です。過去はどうすることもできませんが、これからの私達は今の私達がする行為によって決まります。気をつけなければならないと、再確認をさせていただきました。

 以上で碑林博物館が終わり、次はこの日最後のお寺である清真大寺(大清真寺)へと向かいました。お寺の名前の由来は、中国ではイスラム教の事を清真教と呼んでいたからこの名前がついたそうです。

 バスを停め、降りた私達一向は、ガイドさんの道案内をいただき、歩いていきました。その道中には市がありました。その市には人が非常に多く、大変賑やかでした。そのまま市を通っていくと、街中ではありますが、その一角にこのお寺さんはありました。

 実は、到着した時には参拝の時間が過ぎており、通常であれば参拝はできないのですが、ガイドさんのおかげで無事にお参りさせていただきました。

 このお寺さんは、いわゆるモスク(礼拝所)であり、毎日定刻になるとイスラム教徒の方々が集まり、祈りを捧げる場所です。

 お寺の説明を聞きながら、進んでいくと、一番奥に礼拝所がありました。預言者によって礼拝する時間が決められており、日に五回あります。私達がお参りさせていただいた時は四回目の礼拝の時間と近かったので、せっかくなので礼拝所前で待たせていただく事に致しました。

 「何名ほど来られるのでしょうか」という質問をすると、本日は供犠の日で、午前中にそれがあったため、夕方は少ないだろうと教えて下さいました。(供犠というのは、生き物を神に捧げることです)それが終わると、付近の方々に振舞い、儀式を終わるとのことでした。

 それらの話をお聞きしていると、少しずつ信徒さん方が集まってこられ、礼拝所へと入っていきました。それと同時ぐらいでしょうか、ヨーロッパのテレビ局や観光客の方々も礼拝を見学しに来ていました。
定刻となると、信徒の中の代表者が最後に来られ、礼拝所の一番奥の中心部で祈りの言葉を声高らかに唱え、信徒の方々がそれを合図として礼拝をされておりました。信徒の方々の統制がちゃんととれており、その姿は美しく、信心をもって礼拝されているからだと思いました。

 自然と信徒の方々の礼拝を見ていると、時間となったので外に出る事となりました。その後に、市場で少し買い物の時間をとり、続いて夕食をいただき、ホテルへ帰り休むことになりました。
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