巡礼

西安を旅して -お大師様並びに玄奘三蔵法師の足跡を辿る- ③

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 前日は移動のみでしたので、この日から巡礼となります。中国は時差が一時間遅れですが、いつもの癖で五時に目が覚めました。(現地時間では四時)寝るのも勿体ないので、朝の支度をしてから、読書をしておりました。すると朝食の時間となりましたので、朝食会場まで行くと、同行の方が数名いらっしゃいました。

 食事はバイキングでした。日本ではバイキングでも基本は和食のみしかいただきませんが、せっかくなので、現地のものを色々試してみました。食事が終わり、同行の方々も続々と来られ、出発時間ぎりぎりまでお話をしていました。時間が迫ってきたので部屋に帰って準備をし、出発しました。

 一番最初に行くところは、今回のツアーの目的である青龍寺です。恵果和尚よりお大師様へ、水瓶の水を余すことなく移すがごとく、真言密教の全てを教えられたお寺ですので、自然と気合が入ります。ただ、お話しをしようとしても、ホテルから青龍寺まで十分程度で到着しますし、現地ガイドさんもいらっしゃいますので、お話しはガイドさんの補足説明をさせていただくことにしました。

 青龍寺到着後、境内に入ると、中が公園のようになっており、太極拳をされている方が多数いらっしゃいました。その先には小さな遊園地のようなところがあり、ガイドさんにそのことをお尋ねしてみると、ここは地元の方々に開放した憩いのお寺さんだと言っておられました。お寺というのは本来、安心を与える場所です。門戸を開放しているのはお寺として当然の在り方なのですが、近年では日本のお寺は敷居が高いと思われがちになっているのが現状です。ここにきて、お寺のあるべき姿の具体例を再認識させていただきました。

 そこから先に進んで行くと、青龍寺の本堂近くで、九州のお寺さんが来られているとのことで、ご紹介下さいました。聞くところによると、青龍寺には何度も行かれているそうで、ご住職様同士も長年に渡る交流があるとのことでした。ご挨拶をさせていただき、お堂へと向かうと、青龍寺のご住職様が直々にお出迎えをして下さいました。実は現地ガイド(通訳)さんと青龍寺のご住職様は以前からの知人で、事前に私達がお参りに行くことを伝えて下さっていたそうです。通常であればお堂の前でお参りするのですが、これもまた様々な方が便宜を図って下さったそうで、本堂へと上げていただき、お勤めを同行の方々と共に致しました。お堂の中でお参りできるというのはなんと有難いことか、しかもお大師様が実際に真言密教を恵果和尚よりお授けになられた場所ですので、感動して涙が出そうになりました。

 お勤めが終わると、外に出て写真撮影をしたり、空海記念碑の説明を聞きながら、朱印(納経)をいただく場所に到着しました。朱印(納経)をいただく間、参拝者は筆で住所と名前を記帳してくださいということで、同行の方々が書かれた後で、私も書かせていただきました。(下手でしたが・・・)

 さて、一人でゆっくり丁寧に一冊ずつ書かれていましたので、その間にお大師様や恵果和尚の関係など、ガイドさんの補足説明をさせていただきました。(このツアーではじめてお話をしたような気がします)


 当時のお大師様の感動とは比べることはできませんが、この地に立てたことが何よりの誇りであり、また自身の進むべき道はやはり宗教者と呼ばれても恥ずかしくないようにしなければならないと再認識させていただきました。本当に有難いことです。もっと様々な場所を見ていたいと思いましたが、行程の都合上、玄奘三蔵法師にゆかりのある大慈恩寺と大雁塔へ向かう事となりました。
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