四国遍路

高野山記念参拝 準備編 その3 「四国八十八ケ所記念法会」 ⑤

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 さていよいよ最終日となりました。前日とは違うお寺さんに宿泊をさせていただきました。朝はいつも通り五時に目が覚めました。前日とはまた雰囲気が違い、朝日が綺麗だった印象が残っております。その朝日を見ながら、朝のおつとめに参加させていただきました。前日のお寺さんの本堂も立派でしたが、やはりこのたび宿泊させていただいたお寺さんも立派です。お堂の中は千差万別ありますが、そのお寺の住職さんの信心と、在家信者さんの信心が合わさってできるものですから、立派になってしまうのも仕方ないといえましょう。
 おつとめが終わり、朝食をいただき、早速本日の会場である高野山大学内にある松下講堂黎明館へ向かう時間となりました。荷物を整理し、挨拶をしてから会場へと歩き出しました。

 到着してから受付の準備をしていると、予想していた通り(いつも早い時間に行列ができる為)、受付待ちをする人が行列となっていました。予定より早くに受付を開始しました。受付は地区ごとに分かれていますので、遠くて見えないのでよく間違っておられました。この問題は以前からよくあったものですので、今後考えなければならない課題です。
 ちなみに私はこの時何をしていたのかというと、ドアを抑えたまま、自分のいる列の地区を大声で叫んでおりました。実際は近くにいる人たち以外には聞こえていなかったようです。


 さて、受付もある程度落ち着いてきたので、今度は承仕の仕事をするために舞台横で空衣(うつお)に着替えました。役目としては、導師さんたち(大導師さんと副導師さん含め合計五名)の着座のお手伝い(衣の直し)、前讃と後讃という声明(節〈リズム〉のあるお経)の際に突く、鉢を讃頭(声明の頭出しをする人)さんにお持ちすることと、道場内(法会を執行している場所)の中での雑用全般です。通常ならあまり問題のない(法会がはじまる前に段取りをちゃんとしておく為)役ですが、不備があれば忙しくなります。

 法会がはじまると、まずは大導師さんの後ろをついていき、着座の際に衣の上から座らないようにお手伝いし、副導師さんたちも順次そのお直しをしました。すると、柄香呂(作法に必要なお香を盛った仏器)の火が消えているとのことでした。しかし、手で持って帰るというのはおかしいので、一旦下がってからタイミングを見計らって交換することにしました。
 最初に前讃を讃頭の人がお唱えしだしたのを見てから鉢を持っていき、鉢を突き終わったのを確認してから、鉢を下げに行きました。また、下がってきたと同時に、新しい柄香呂を預かり、大導師さんの所にある消えた柄香呂と交換をしました。それからは何事もなく進んでいきました。最後に後讃を讃頭の人がお唱えし出したのを見てから鉢を持っていき、先ほどと同じように、鉢を突き終わったのを確認してから下げにいき、そして無事に最後まで終えることができました。


 そのあと、先達の資格の特別な昇補(位あげるもの)の授与式が開催されました。普通の昇補は十二月にあるのですが、特別な昇補は先達大会(この式典)の際に行われます。
 賞状を会長さん(法会の際の大導師)が読み上げをし、賞状とお杖と輪袈裟等を、順次授与していきました。全員に授与し終わり、法会に参加されていた全員が退堂し、そこから休憩時間を少しはさみ、高野山の宗務総長さんの特別講演がはじまります。皆さんが退堂なされたのを確認してから、講演をされるにあたっての準備を行い、とりあえず承仕の仕事を何とか無事に終えることができました。


 その後、記念講演をなさっている間、ようやく肩の荷が下りたので、着替えをし、舞台裏から外に出ていくと、1歳半のお子さんを連れたお母さんとお婆さんがおられました。なぜかというと、わずか一歳半の子供が同じところに座ってずっと静かにできるはずもなく、やむなく外に出ておられたのです。
 それからというもの、講演会が終わるまで、そのお子さんと一緒に遊んでおりました。(むしろ遊んでもらっていたように思います)先程まで疲れていたと思っていたのですが、このお子さんと遊んでいたら、疲れているということをすっかり忘れてしまって、いつの間にか元気になっていた自分がそこにはいました。子供の力というものは本当に凄いものがあります。


 講演会も終わり、片付けの大半が終わったのを確認してから、高野山を降りることとなりました。今回の高野山では、有難いことにたくさんの素晴らしいものに出会い、また体験することができました。

 さて、いよいよ次回は高野山へ御礼参りです。いままでの経験を活かし、いまの自分ができる精一杯のことをやっていこうと思います。
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